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越後 広堀川入道沢(2016.8.28)

越後 広堀川入道沢
2016年8月28日(日)
<メンバー>M子

大滝。見事なゴルジュ帯に連続するチョックストン滝。嫌らしい草付きトラバース。
思った以上に時間がかかってしまったのが反省点だが、登れる滝が連続する楽しい沢だった。

【コースタイム】車止め(5:40)〜入道沢(8:00)〜大滝1つ目(8:30)〜大滝2つ目(10:10)〜大滝上のチムニー滝(12:10)〜ゴルジュ帯最後の滝(16:00)〜登山道(17:00)〜車(22:00)

土日で中ノ岐川方面の沢を予定していたのだが、降り続く雨のため銀山平より先が通行止め。土曜日は六日町イオンにて停滞生活を送り、日曜日帰りで入道沢に行くことを決めた。
広堀川左岸の道を進み、車止めまで。草のぼうぼうに生えた登山道から沢に降りる。沢沿いの登山道は崩壊しているようで最初から河原歩きとなる。昨日の大雨のせいか水は少し濁っている。
広堀川手前のゴルジュは左岸から巻いて懸垂したが、降りてみたらクライムダウンできそうだった。後で他の人の記録を見ると沢沿いに行けるようだ。
入道沢に入っても大滝までは困難なところはない。
沢が右に曲がると大滝。1段目は左からフリーで登り、2段目からロープを出す。2段目は左のカンテから落ち口にトラバース気味に登った。最後が少し緊張した。落ち口に上がったところに残置ハーケンあり。3段目は水流右を登るが、足と岩の間にカムが挟まってスリップ。1回釜にドボンしてしまった。カムが有効な場面は殆どなく、重いだけだった。細かいが慎重にいけば問題ない。4段目は難しくない。
程なくすると2つ目の大滝。
1段目は右から、2段目は水流際を右から登る。ここは簡単。3段目は多くの記録の通り左岸から巻くか、水流際を登るか迷う。結局、確実な左岸の草付きスラブを登る。スラブを登ってから草付きを4段目落ち口にトラバース、最後落ち口に降りる所が非常に緊張した。草付きを握って、体のフリクションも使って慎重に降りた。落ち口に着いてほっとしたが、ハンマーを落としてしまったことが判明しショック。セカンドは灌木にスリング巻いてカラビナつけてロワーダウン。3段目下から4段目落ち口まで50mロープでギリギリ、途中にしっかりした灌木があるのでそこでピッチを切ってもいいのかもしれない。
小滝を越えると、チムニー滝。直登は難しそうなので、右のルンゼを少し上がり左岸のバンド状に上がって巻く。こちらも草付きからバンド状に上がるところ、バンドも外傾していて緊張した。
程なくすると、両岸とも側壁が立ってきてすごいゴルジュ。ゴルジュ入口には雪渓のブロックが脇に残っていた。ゴルジュ内にはチョックストン滝が連続。いずれも手に負えて直登できる。
再び前方に雪渓のブロック。ここは、ブロックの上を上手く越えられた。この滝は直登もできるのかなという気がしたが、右岸バンドを巻く方が簡単そうだったので左から入る支流寄りのところから巻きに入る。でもそんなに良くなくて、バンドに上がってからロープを出した。所々あるひげブッシュで少し安心する。
最後の滝。チムニー状で、水流際、左壁にトライしてみるがしっくりこず、右壁から側壁をトラバースした。そんなに良くもなかったので、セカンドのことを考えると水流際の方がよかったかも。
最後はナメ状から草原、一瞬のササヤブこぎで大日岳と入道岳の間、入道岳寄りの登山道に出た。最後のツメもいい感じだった。
ロープ、お助けをかなり出したこともあり、登山道に出たのが17時。水無川の展望、池塘を楽しみつつ阿寺山からヘッデン下山。ジャバミ清水からは、河原歩きで車まで戻りました。



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