たれたれなるままに 本文へジャンプ
越後 三国川銅倉沢オキクボ沢(2017.9.30〜10.2)

2017年9月30日(土)〜10月2日(月)
越後 三国川銅倉沢オキクボ沢
【メンバー】単独

銅倉沢はここが核心という目玉はなくやや地味な印象でしたが、最後までちょっとやらしい滝が連続してなかなか大変でした。
次は沢から下津川山へと思っていたので充実感のある山行となりました。

<コースタイム:天気>
【9/30:晴れ】十字峡(5:50)〜銅倉沢入渓(6:50)〜上銅倉沢出合い(11:10)〜1100m付近(12:40)
【10/1:晴れ】幕営地(5:50)〜連瀑帯巻き始め(7:10)〜オキクボ沢出合い〜巻き終わり(8:20)〜1300m付近(9:50)〜1400m二俣(11:50)〜1580m付近(13:00)
【10/2:曇りのち小雨】幕営地(6:10)〜下津川山(8:20)〜小穂口の頭(11:20)〜登山口(13:10)〜十字峡(14:10)

<記録>
【9/30:晴れ】十字峡(5:50)〜銅倉沢入渓(6:50)〜上銅倉沢出合い(11:10)〜1100m付近(12:40)
十字峡で準備していると釣りの方が2組。1組は銅倉沢を予定していたそうだが、こちらが銅倉沢に入ると伝えると内膳沢に転進された。イワナ釣れるのだろうか?
寝不足でだるい体でえっちらおっちら林道歩き、銅倉沢入渓。思っていたより水量多く、どこでも渡渉できる感じではない。釣りの人が言っていた魚止滝らしきものは空身で右壁から越える。上銅倉沢までは2か所泳ぐところあり、1回は流れに押し戻される。今回も鮎タイツのお陰で寒さはそれほどでもない。
上銅倉沢を過ぎると大岩ゴロゴロ、上シンデン沢を過ぎると滝が連続するようになる。それほど困難なものはないが、1つ左岸から巻いた。沢が右に曲がり、先が少し開ける滝の前に平らで薪が豊富なところがあった。滝を越えて先に進んでみたが、上にそれほど快適そうなところはなさそうなので、雨が降らないから問題ないだろうということで行動終了とする。薪が豊富なのは良かったが、夜はなかなか寒かった。

【10/1:晴れ】幕営地(5:50)〜連瀑帯巻き始め(7:10)〜オキクボ沢出合い〜巻き終わり(8:20)〜1300m付近(9:50)〜1400m二俣(11:50)〜1580m付近(13:00)
明日から天気は下り坂で、今日中にできるだけ進んでおこうということで早めに出発。幕場から見えた滝はお助け紐を張っておいたのでサクッと越える。いくつか滝を越えると登れなさそうな滝が出てくる。右岸のルンゼから灌木帯に入って藪伝いにピッタリ落ち口に降り立つ。両岸側壁が立ってくると目の前のガレルンゼに雪渓が、沢はここで左に曲がり狭いゴルジュとなる。中に入るがすぐに登れなさそうな滝が出てくるので右壁をガバを掴んで強引に越えて岩棚の上に出る。先の滝は登れなさそうなので、左岸の露岩帯から灌木帯に入って巻く。ところどころ獣道がある印象。オキクボ沢出合いまで巻くが、降りても登れなさそうな連瀑がかかっているので、そのまま左岸を巻き続けルンゼの入るところで沢に降りる。
ここからは微妙なのもあるが登れる滝が続く。1ヶ所確保。沢が開けると目の前に雪渓が。更に先にもでかいのが残っている。左岸草付きから灌木帯に入って巻く。右岸支流の連瀑帯はなかなか見事。雪渓のなくなったところで沢に戻ると、谷川のような明るい連瀑帯が続く。快適に越えていくがヌメリが出てくるのでスリップには注意する。微妙な滝を左壁から越えた先で、次の滝がなかなか越えられず右壁から草付き、灌木帯に入って巻く。再び沢に戻るが、程なくして微妙な滝が出てくるので、再び左岸から巻く。草付きの傾斜が緩くなったところで沢に戻ると二俣。右岸に平らな良い幕場があるが、まだ時間は早いし明日の天気は下り坂なため先に進む。
左俣に入ると一層ヌメリは強くなるが、困難なものはない。地形図であたりをつけていたところに1人は寝られるスペースを見つけて行動終了。意外とまきは集まったがしけっていてキャンプファイヤにはならず。でも風強いおかげで服は乾いた。

【10/2:曇りのち小雨】幕営地(6:10)〜下津川山(8:20)〜小穂口の頭(11:20)〜登山口(13:10)〜十字峡(14:10)
本日は曇り。雨降る前に下山したいので早めに出発。核心は越えたと思っていたが、ヌメリ強く、脆く、微妙な滝が連続し、空身で登って荷揚げを繰り返す。1ヶ所厳しそうなのが出てきたので巻く。左岸から草付き、露岩、灌木とつないで、最後は露岩帯から沢に戻る。同じような滝を慎重に越えていくと、二俣となる。下津川山の頂上に行く右に入ると漸く滝場が終わる。
ゴーロを詰めて、最後は笹薮漕ぎで下津川山へ。振り返ると2015年の暮れに行った銅倉尾根、ネコブ山が見えてうれしい。越後三山もバッチリ見える。風強いが雨は降っていない。ここから笹薮漕ぎで小穂口の頭へ。わりと踏まれた感あり。風強いお陰でガスが取れて周りの沢、尾根が見える。次はどこを登ろうか考えながらエッチラオッチラ藪漕ぎ。中尾ツルネに入ったあたりからポツポツきたが、車に着いた後で本降りとなり天気もどうにか持ってくれてよかった。


写真はこちら
http://warajinonakama.blog.fc2.com/blog-entry-516.html

   
inserted by FC2 system