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虎毛 春川ダイレクトクーロワール〜虎毛沢下降(2017.9.9〜11)

2017年9月9日(土)〜11日(月)
虎毛 春川ダイレクトクーロワール〜虎毛沢下降
【メンバー】M子

春川は実にキレイでした。
ダイレクトクーロワールも楽しかった。

<コースタイム:天気>
【9/9:晴れ】大湯温泉(6:20)〜林道〜春川出合い(8:40)〜三滝(11:50)〜万滝沢出合い(13:40)〜三俣(15:40)
【9/10:晴れ(通り雨)】幕営地(5:40)〜ダイレクトクーロワール出合い(7:50)〜虎毛山頂上(12:40)〜850m付近(15:10)〜Co735(16:00)
【9/11:曇り】幕営地(5:40)〜赤湯又沢出合い(9:20)〜春川出合い(11:40)〜林道〜大湯温泉(14:00)

<記録>
【9/9:晴れ】大湯温泉(6:20)〜林道〜春川出合い(8:40)〜三滝(11:50)〜万滝沢出合い(13:40)〜三俣(15:40)
 春川林道入口の向かいのスペースに車を停めて出発。入り口に1台、車止めを外して入った車3台あり。歩きやすい林道を黙々と進む。殆ど植林なのが残念。途中で釣り人が1人自転車で追い越していく。春川を渡る橋はおっかなくて渡る気がしないので、右から藪沿いに降りて渡渉する。渡渉部分を選べば殆ど濡れない。
 春川出合いから遡行開始。三滝までは河原歩きが続く。ただの河原だが、太陽の光で水が緑色にキラキラ光ってキレイ。ノンビリ進んでいく。トラロープの垂れた小滝を越えると三滝となる。上の方までは左側をフリーで登り、最後の5m程を確保して登る。三滝上からはナメが連続してますますキレイだ。天気も申し分ない。進むにつれて亀甲模様のナメが濃くなる。
 万滝沢出合いを過ぎると釜を持った滝が出てくる。さっきまで晴れていたのにポツポツ小雨。へつりは厳しそうなので泳いで取り付き、突っ張りで上がる。ここからは更に岩盤が発達していて美しい。雨も止んで安心。つるっとした滝が連続する。5m程の滝は足袋では微妙そうだったので、念のためにと持ってきたクライミングシューズで空身で登る。セカンドはゴボウ登攀。
 虎毛山と戸沢山に向かう沢を分けると、少し大きめの滝が出てくる。右岸の草混じりのボロ壁から灌木伝いに巻くが、パートナーは浮いていた大岩が足に当たって痛そう。次の滝は左岸から灌木伝いに巻く。滝上は大岩がゴロゴロ。三俣の少し手前から開けて虎毛方面が見える。左岸に快適そうな幕営跡があったので、ここで行動終了とする。薪も豊富で開けていて良い場所だった。

【9/10:晴れ(通り雨)】幕営地(5:40)〜ダイレクトクーロワール出合い(7:50)〜虎毛山頂上(12:40)〜藪漕ぎ〜虎毛沢支流〜850m付近(15:10)〜Co735(16:00)
今日中に虎毛沢まで降りたいので早めに出発。程なくすると、両岸草付きでつるっとした滝が出てくる。直登は厳しそうと判断して左岸から藪沿いに巻こうとするが、。上がボロ壁で悪いので一旦降りる。滝に近づいてみると細かいスタンスあるので、クライミングシューズに履き替えて空身で取り付いてみる。あと一歩まで行けるが、スタンス脆くて欠けそうで一歩が出ない。慎重にクライムダウンして倒木を利用して登る作戦に変更する。ザック重ねて取り付き、木と壁の間に足突っ込むとフットジャムがバチ効き。カムで支点も取って、スタンスあることろから右にトラバースして滝を越える。次のツルっとした滝は、空身&シューズで左の灌木沿いから細かいスタンスを拾って越える。ヌメっていないのでシューズはフリクション抜群。足袋とはだいぶ差を感じる。ナメと小滝を越えると右から入るガレ沢。これがダイレクトクーロワールでしょうということで、ここから水を担いで右に入る。
 ガレを少し進むと大滝。下段をある程度上がり、ここからシューズで登る。左の少し細かいスラブから上がると、スタンス豊富となり快適。藪・カムで支点を取って左寄りを進んでいく。50mロープいっぱいでピッチを切り、最後10m弱をもう1ピッチ伸ばす。
 岩がゴロゴロしたところを少し進むと、少し急な三段の涸れ滝となる。上段まで進むが最後が微妙。残置ハーケン、カムで支点を取り空身で左から越える。続くチョックストーンの滝は左からすり抜ける。岩場を越えると、立った滝が出てくる。空身で行けるかとも思ったが、右から藪掴んで巻く。この巻きが急でなかなか疲れた。その後は小滝を時々空身やお助け出しながら越えていく。脆くなってくるので慎重に進む。ガスって小雨が降ってきてやれやれ。最後左右に分かれるところで右に入る。最後急な草付きを詰めていくと、雨がやみ再び晴れてほっとする。藪漕ぎなしで湿原にと思っていたら、最後が左だったようで背丈を越える笹薮漕ぎ5分程で山頂湿原にでた。湿原でのんびり休憩して虎毛頂上へ。1月以来の今年2度目。
 ここから北に向かって藪漕ぎして虎毛沢に降りる作戦。笹薮をひたすら漕ぎ、傾斜の緩くなるところからブナ林でいい感じとなる。ここから少し西にトラバースして沢型に降りる。沢型は草に覆われ、浮石多く歩きにくい。足乗せていた大岩が動いて左足首が挟まれて少し痛める。ずーっとガレで水流は出てこない。三俣となる850m付近からようやく水流が出てくる。ナメを進むと小滝がいくつか出てくる。基本的に小さな巻きorクライムダウンで降りれるが、1ヶ所巻きが大変そうなところで滑り台上の滝を滑り降りた。3年前も泊まったCo735でいい時間になったので行動終了。新しい焚火跡があり、たくさんのゴミを残しているのが残念だった。焚き火でその残置ゴミを燃やす。薪は豊富で今夜もいい焚き火だった。

【9/11:曇り】幕営地(5:40)〜赤湯又沢出合い(9:20)〜春川出合い(11:40)〜林道〜大湯温泉(14:00)
 この日は午後から雨という予報なので早めに出発。ナメを楽しみながら進んでいく。赤湯又沢からは水量が増え、沢も河原が多くなる。春川出合いから林道に上がり車まで戻って大湯温泉入って帰路についた。



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