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越後 北ノ又川滝ハナ沢(2018.10.20-21)

2018年10月20-21日
【メンバー】D蔵、O村
【コースタイム】
 10/20:石抱橋(7:00)〜白沢出合い(7:30)〜滝ハナ沢出合い(9:00)〜広河原(10:40)〜1400m二俣(13:00)〜連瀑帯の見える左岸尾根上(14:30)
 10/21:幕営地(7:00)〜黒滝下(10:50)〜二俣(11:30)〜稜線(13:10)〜越後駒(13:30)〜石抱橋(16:50)
【記録】
 初日は雨に打たれて修行。2日目は晴れて楽しい遡行となった。

<10/13>
 雨が心配されたが、降っていないので予定通り出発。車は石抱橋そばのトイレの横にとめた(上の林道入り口にはいい場所ない)。
 白沢出合いから本流に降り立つ。紅葉が沢まで降りてきてキレイだ。岩魚淵は右岸巻きで越え、その先のゴルジュは1ヶ所腰上まで浸かって越える。程なくすると滝ハナ沢出合い。少しすると小雨が降ってくる。小滝をいくつか越えると広河原、まだ昼前なので更に先に進むことにする。
 崩れた雪渓を慎重に進み、雪渓上に乗る。先に大滝が見える。大滝手前で再び雪渓が崩れており、右から慎重に降りて雪渓を急いで潜る。
 大滝は取り付けば登れそうだが、脇の雪渓が崩れそうで怖く、戻って右壁を1ピッチトラバース(D蔵)。大滝中段から1ピッチ右壁を登り、滝上に出る(O村)。続く小滝を軽快に越えると再び雪渓が現れる。急いで潜り、右の支流を登って雪渓上に出る。
 雪渓上を進むが先の滝のところで切れており、少しだけ戻って左岸トラバース。滝上のリッジからクライムダウンして沢に降り立つ。再び雪渓に乗って進むが、再び滝のところで切れている。シュルンドが大きく壁に取り付けないので、大きく戻って左岸草付きスラブから巻く。1ピッチで上の灌木まで、更にそのままトラバースする。このあたりから風雨が強くなり、辛い遡行となる。
 滝上に来たところで、このままの行動は無理と判断し、上の尾根に上がってビバークすることとする。ロワーダウンで降ろしてもらい水を汲んで、登り返し。1ピッチ上に進むと平らなところがあったので行動終了とする。連瀑帯が見えて景色は最高だが、寒くてつらい。刈り払いして、急いでタープ/ツエルトを張って、中に潜り込む。濡れた服から乾いた服に着替えると快適。狭いけど、どうにか料理も作って18時半には眠りにつく。

北ノ又川本流

広河原過ぎると現れた雪渓

大滝手前

大滝、脇の雪渓が今にも崩れそう

右壁を登る

続く小滝を越えていく

再び雪渓、潜って右の支流から越える

少し戻って左岸をトラバース

トラバース中、ちょっと行った先のリッジをクライムダウンする

シュルンド大きく、かなり手前に戻って左岸草付きスラブから巻く


<10/14>
 雨が上がって晴れてくれたが、寒い。タープに霜が降りていた。濡れた服に着替えると震えが止まらない。2ピッチの懸垂で沢に降り立つ。小滝を越えると、幕場から見えていた連瀑帯。右壁を1ピッチ登り(私)、そこから灌木つかみながら左岸トラバース。一度沢に降り立つが、すぐに登れない滝が出てくるので再び左岸巻きで黒滝下へ。
 黒滝は左右どちらからでも登れそうだが、露出感を求めて左から1ピッチ登る(D蔵)。いくつか小滝を越えると、再びやらしい滝。右岸から巻いて進むと先の滝の中段くらいに出るので、ここから1ピッチ登る(私)。
 後は困難なところはなく、最後まで本流を忠実に詰めると、沢型はなくなり草付きとなって、駒頂上より中ノ岳方面の登山道に出る。駒頂上に寄って、紅葉を楽しみながら下山した。

幕場から

連瀑帯へ向かう

この辺からロープ出す

快適に1ピッチ右壁を登り、この先から灌木掴みながらトラバース

降りたっとところ

先に黒滝、この少し先から降りる

快適な1ピッチ

先の滝がやらしそうなので右岸巻き

ここも快適な1ピッチ

背後には荒沢岳




   
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