たれたれなるままに 本文へジャンプ
平ヶ岳 平ヶ岳先ノ沢〜恋ノ岐川下降(2018.7.14〜16)

2018年7月14〜16日
<メンバー>M子
<コースタイム>
 【7/14】雨池橋(5:50)〜林道跡〜最後の横断点から入渓〜ジョウ沢出合い(10:20)〜大滝下(14:30)〜1400m付近(17時頃)
 【7/15】幕営地(7:00)〜1650m二俣付近(9:40)〜尾根乗越(11:00)〜1680m二俣(11:50)〜オホコ沢出合い(15:30)
 【7/16】幕営地(7:30)〜恋ノ岐橋(14:20)〜雨池橋まで走って車回収
<記録>
 天気よく、渓相よく楽しい塑下降でした。

【7/14】雨池橋(5:50)〜ジョウ沢出合い(10:20)〜大滝下(14:30)〜1400m付近(17時頃)
 雨池橋に着くと車が5、6台泊まっていた。1組は沢のようであった。二岐沢出合いで中ノ岐川に降りて、最初のナメだけ歩いて、林道に戻る。二岐沢沿いの林道跡に続く橋を渡ると結構な藪。踏み跡にはなってるので沢を歩くよりは早いだろうと思い、林道跡を進む。曇っているのが幸い。途中沢に近いところがキレイだったので降りて寄り道したりする。小屋ノ沢を過ぎて、再び本流を横断するところ(コンクリ橋が壊れているところ)から入渓する。
 ジョウ沢に入るとゴルジュ状で滝の連続。ただし、さほど難しいものはなく、お助けで事足りる程度。1回右岸から巻いて、少し進むと巻ー沢出合い。なかなかキレイだ。程なくすると最初に沢が右に屈曲するところで雪渓が出てくる。これは左岸から越える。踏み跡っぽいところを歩いていくとゼンマイ採りの切りつけがあってうれしい。沢に戻って少し進むと登れない滝が出てきたので右岸巻き。多段滝を右寄りから登って少し進むと再び雪渓。雪渓上に乗るが、先が切れていて再び雪渓になっているので左岸に上がり、先の雪渓まで巻く。パートナーをロワーダウンで降ろし、私はクライムダウン。懸垂跡あり。雪渓上をしばらく進むと左にヘアピンカーブしているところから大滝が遠望できる。ここから雪渓が切れているので慎重に降りて、2段の滝を右から巻いて大滝下に。大滝を1ピッチ目は右のカンテ状、2ピッチ目は右壁から最後はブッシュに入って滝頭を左に渡る。色々ルートは取れそうだ。続く滝は釜につかり左から越える。沢は狭くなり雪渓の下をくぐったり、崩れた雪渓の間を越えたり、突っ張りで越えたりしていく。1400m付近で谷が少し開け、左岸に幕営適地があったので行動終了とする。上流に雪渓があり冷気が寒かったが、焚き火がつけば快適そのもの。沢中、虫がほとんどいないのも良かったが、缶のゴミが捨ててあったのが残念。

二岐沢出合いだけ歩いて、林道跡へ

林道跡から降りて寄り道

巻ー沢出合い

雪渓巻きの途中から

大きめの多段滝

雪渓上から大滝が見える

大滝下

1ピッチ目、水流に挟まれたカンテ状を登る、傾斜は緩い

色々ルートは取れそうだが、右壁から最後はブッシュに入って滝頭を左に渡る

大滝を越えると狭いゴルジュ

【7/15】幕営地(7:00)〜1650m二俣付近(9:40)〜尾根乗越(11:00)〜1680m二俣(11:50)〜オホコ沢出合い(15:30)
 雪渓を上から越えて少し進むと、少し微妙な滝。右岸ををへつるが一歩が微妙。ハーケン打って後続を確保する。その後は簡単な小滝が続くのみ。ナメが出てきたりして癒し系。1539の手前から断続的に雪渓が出てくる。平ヶ岳には寄らず、1650mの二俣を左に入って最短距離で恋ノ岐川を目指す。最後少しだけネマガリ竹の藪を漕いでミョウカン山に派生する尾根に乗る。針葉樹の点在する濃い目の藪を少し漕いで、恋ノ岐側へ。こちらは薄い笹薮で助かる。目の前に燧ヶ岳が見事。少し進むと沢型に入る。すぐに水も出てくる。1680mの二俣からはキレイな渓相が続く。4パーティとすれ違う。特に困難はなくオホコ沢出合いで行動終了とする。幕営適地だが、薪は少なめ、ゴミが残されていたのが残念。ゴミを残す奴に山に入る資格などない。

右岸のヘツリで1歩が微妙だったところ、ハーケン回収中

再び雪渓

ナメがキレイ

平ヶ岳頂上には寄らず、ミョウカン山に派生する尾根乗っ越して恋ノ岐川へ、燧ヶ岳が見える

キレイなところが続く

【7/16】幕営地(7:30)〜恋ノ岐橋(14:20)〜雨池橋まで走って車回収
 出発準備をしていると2パーティがオホコ沢に入っていった。我々は下降を続ける。滝は出てくるが、どれも順層で簡単にクライムダウンできる。渓相はよい。人気が出るのが納得。ただし、人が入るだけあって、焚火の中のゴミ、消化処理しきれていない焚き火があるのが残念。山にダメージを与えないよう、やれる範囲で処理をしておく。清水沢手前から左岸に少し踏み跡を探すが出てこないので、沢に戻って遡行を続ける。雨池橋までキレイな渓相が続き飽きることがない。滝は2、3個巻いた気がする。橋に着いてからは、車回収のために持ってきたランニングシューズに履き替えて雨池橋まで車回収。

いい感じの滝

いい感じのナメ

とてもいい感じのナメ

簡単に下れる滝ばかり

河原もキレイ




   
inserted by FC2 system